すっかり秋めいた10月27日。光星経済人会として十数年ぶりに温泉例会を開催いたしました。
 例会場は定山渓の老舗、ホテル「鹿の湯」。鹿の湯は、光星経済人会の前身である「札幌経済光友会」世話人代表を務められました金川幸三先輩(1期)が代表取締役であったホテルです。

 美味しい料理に、進むお酒。光星高校から卒業し、厳しい時にもお互い切磋琢磨しながら支え合い、同窓の絆を大切にされた諸先輩達のお話で夜遅くまで過ごした楽しい例会でした。
 しばらく開催していなかった温泉例会ですが、温泉で暖まり、浴衣を着て車座で語らう時間は楽しいもので、また来年も開催?!と気の早いお話も飛び出しました。

 光星経済人会は昭和25年「光星OB経済人会」として発足し、昭和47年に前出の「札幌経済光友会」に改称。平成4年に「光星経済人会」に改称して来年70周年を迎えます。
 これからも様々な楽しい例会を開催し、同窓の絆を深めてまいりたいと思います。
 光星経済人会にご興味をもたれた方は是非お声がけ下さい。

 

 

令和元年度光星経済人会ゴルフコンペ
開催日 9月8日(日)
場所  札幌リージェントGCトムソンコース

参加者 会員15名、ビジター1名、ゴルフ部顧問・駒井教頭先生、小野地先生、現役学生6名、計24名
学生の部優勝 庄内理湖さん OUT37 IN40 GR77
一般の部優勝 50期宮嶋秀行さん OUT42 IN44 GR86 HDCP 16.8 NET 69.2

 高い気温ではありましたが、経済人メンバーの日頃の行いがよいのか、晴天の下で第27回を迎えたゴルフコンペを開催することができました。このコンペは毎年、光星学園ゴルフ部の現役の学生たちとラウンドさせていただいております。
学生のみなさんの素晴らしいプレーに感動しながらゴルフを通して懇親を深めることができました。駒井教頭先生と小野地先生も参加いただき、光星学園の皆様と交流を深められた大変意義ある1日となりました。

 また、経済人会メンバーも日頃のゴルフの腕前を存分に発揮し、真剣に(大人気なく?)学生と競り合う場面もあり、楽しむことができました。
 学生の部で優勝された庄内理湖さんは、3年生ということで先輩として後輩達に背中を見せることができ一安心(?)。礼儀正しく、はつらつとしたプレーを見せてくれた学生たちに感謝するとともに、来年の開催が今から楽しみになった1日でした。

       

3月20日、京王プラザホテル札幌にて、光星経済人会3月例会が開催されました。
今回は石屋製菓㈱社長の石水創氏をお招きし、「白い恋人、奇跡の復活物語」と題して、自社とご自身の歩みを語って頂きました。

講師略歴

石屋製菓㈱代表取締役社長 石水創(いしみずはじめ)氏
1982年3月20日生まれ。北海高校、東洋大学を経て2004年に石屋製菓入社。
2013年に代表取締役社長に就任。

講演要旨

当社は昭和22年に祖父が起こした。当初はサザエ食品の子会社で、茨戸ででんぷんを製造していたが、後に駄菓子製造に移行する。

父(現会長の勲氏)の代になって札幌オリンピックを契機に、「白い恋人」を製造販売して、駄菓子から高級菓子へと転換した。

「白い恋人」も当初はパッとしなかったが、父が千歳空港へ行って、全日空カウンターのお姉さんに「白い恋人を機内食にしてくれ」と直談判、そのお姉さんが話を繋いでくれて、白い恋人は全日空の機内食に採用され、大ヒットにつながった。

2006年に30周年記念パッケージの白い恋人を発売、売れ残った商品を通常パッケージとして再出荷したところ、消費期限の改ざんで内部告発があり、2007年8月15日、新聞の一面ですっぱ抜かれた。

父は責任を取って、翌日の記者会見で辞意を表明した。その記者会見の帰り、ラーメン店に入って父と二人でラーメンを食べた。私は食欲がなく食べられなかったが、父はモリモリと完食し、「心配するな。ウチは絶対蘇る」と言ってくれたのが忘れられない。

北洋銀行から島田常務が新社長として来てくれて、全従業員を集め「給料は心配しないでほしい。売上ゼロでも3年間は給料を払える内部留保がある」と言ってくれ、従業員が「安心・安全」と「コンプライアンス」というベクトルで一つになることができたと思う。

3ヶ月の販売停止の後、11月に販売再開にこぎつけたが、地元のお客さんが並んで買ってくれて、有難くて涙が出た。

その後もお陰様で順調に回復し、2016年には売上高が4期連続で過去最高を記録させて頂いた。

2017年には銀座に北海道外初の直営店「ISHIYA  GINZA」を出店、「白い恋人は道外不出」のブランドイメージは守りつつも、今後も新しい試みをしていきたい。

講演の様子